枠番に注目も現時点では「一強」か/天皇賞・春

2016年04月28日(木) 18:00


■天皇賞・春(G1・京都芝3200m)フルゲート18頭/登録19頭

【コース総論】京都芝3200m Cコース使用

※今回は「京都芝2200m〜3200mの外回りコース」を集計対象としています

・コースの要所!


★人気馬も順当に強いが、4〜6番人気の期待値がもっとも高いコース。

★圧倒的に内枠が有利。信頼度、回収率、枠番値のいずれも他を圧倒。

★4角6番手以内が勝ちポジ。外回りだが、直線一気はまず決まらない。


 京都の芝3200mは事実上、天皇賞・春の専用コース。コースデータ=レースデータとなってしまうので、特例として京都芝2200m〜3200mの「外回り」を集計対象とした。これらを一緒くたにするのはかなり乱暴な話だが、こればっかりはどうかご容赦を。というわけで、参考データ程度に考えてもらうのが一番いいと思われる。

 では、人気別での成績傾向から。1番人気は[9-4-5-13]で連対率41.9%、複勝率58.1%と、マズマズの成績。配当的な妙味を考えると、3〜7番人気あたりを狙ったほうがここは美味しい。18頭立てにおける平均配当も、単勝1938円、馬連7036円、3連複3万3662円と高水準。ビートブラックなどが単勝平均配当を押し上げているとはいえ、それ抜きでもけっこう高い水準にある。

 次に枠番だが、こちらはイメージ以上に内枠有利。馬番1〜6番が信頼度、回収率、枠番値のいずれも他を圧倒している。中枠である馬番7〜12番と比較すると、平均人気では0.4の差しかないが、平均着順には1.8もの差があるのだから、いかに内枠有利かがうかがい知れる。内枠を引き当てた馬は、かなりプラスに評価すべきだろう。

 最後に脚質だが・・・

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小林誠

競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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