2016年05月03日(火) 18:00 93
今回はクラシック戦線や若駒の教育についての“太論”
先週は土日で3勝! その前には勝てない週が続きましたが、ここにきて確実に流れが変わってきました。レース回顧はまたじっくりとお届けするとして、今回のテーマは、「今年のクラシック戦線」についてと「小牧流、若駒の教育の仕方と癖馬の慣らし方」について。ユーザーからの質問に答えるかたちで、小牧騎手の見解と経験を語ってくれました。
(取材・文/不破由妃子)
小牧 有力馬のほとんどが、外国人ジョッキー2人でここまできた印象やね。桜花賞では、ダントツ人気のルメール(メジャーエンブレム4着)が負けてしまったけど、あれは競馬のアヤやね。速いからあの位置になったんやろうし、最終的に後ろの馬がきたように、ペース的には合ってたからね。結果、出るところがなくなってしまっただけで、そればかりは競馬だから仕方がない。皐月賞は、意外なところから勝ち馬が現れたねぇ。それにしても強かった。あの馬は強いね。
──結果的に、3強ではなかったという。
小牧 あの3頭で決まりかと思ってたけどね。そういえば・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。