素晴らしい総合スピードを証明/ヴィクトリアマイル

2016年05月14日(土) 18:00


連対馬20頭のうち、13頭までが「4歳馬」

 昨年こそベテラン「6歳馬=6歳馬=5歳馬」の1-3着だったが、これは10回の歴史の中で初めてのこと。毎年、1分32秒前後の高速決着になり多くの馬が時計短縮を求められるためなのか、総合力を身につけつつある上昇度がモノをいうせいか、連対馬20頭のうち、13頭までを「4歳馬」が占めている。  そういう理由だけではなく、ミッキークイーンから入りたい。ポイントは、高速決着が予測されるマイル戦に対する適性はあるか。今週は、土日ともにメインレースしか騎乗しない負傷明けの浜中俊騎手は大丈夫なのか。

 桜花賞は不出走で、オークスと秋華賞を制しているミッキークイーン(父ディープインパクト)は、典型的な中距離型のイメージがあるが、ホントにそうだろうか。マイルは一応【1-2-0-0】の成績があるものの、速い時計はない。だが、重馬場の阪神1600mの未勝利戦を勝ったあと、3戦目に挑戦した「クイーンC」は初の遠征競馬とあって、いきなりマイナス20キロの馬体重だった。絞れたことも重なりそうギリギリではなかったが、期待の3歳牝馬の、まだ3戦目。そのあとも考え浜中騎手は前半からムリはしなかった印象がある・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す