2016年05月18日(水) 18:00 8
◆「吉澤ステーブルWESTに入れていたウチの馬では一番順調にきた」
ラニの出走したケンタッキーダービー。詰めかけた16万人超が「マイオールドケンタッキーホーム」を歌う光景を目にして、圧倒された方もいるのではなかろうか。
各地からブリーダー、オーナー、トレーナー、ジョッキーなど多くの関係者が集い、意地やプライドが絡み合う中、“オラが街”の自慢のホープが覇を競う。スーパーボウルのような人為的な盛り上げ方と言うよりは、なるべくしてなる盛り上がり方と言うべきか。これこそが競馬本来の魅力なのだろう。
「ウォーエンブレム(が勝った2002年)以来のケンタッキーダービーだったけど、やっぱりすごかったよ」とは、ラニを前田幸治オーナーとともに現地で“応援した”中竹調教師(ラニを管理しているのは松永幹調教師なので誤解のないように)。一番感心していたのはラニを迎え入れた環境だった。
「向こうの新聞を・・・