2016年06月23日(木) 12:00 94
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宝塚記念は13頭立て以下だと単勝500円以下の人気馬が1着しやすく、14頭立て以上だと単勝500円以上のちょい伏兵系の馬が1着しやすい傾向にある。
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もっといえば、13頭立て以下だと単勝400円未満の馬が1着しやすく、14頭立て以上だと単勝600円以上の馬が1着しやすい。つまり単勝400円~単勝600円未満のゾーンは鬼門とも言える。
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14頭立て以上で1人気が勝ったのは、過去10年では4年前のオルフェーヴル(単320円)だけ、その向こうの10年でも12年前のタップダンスシチー(単350円)くらいで、14頭立て以上だったら、まずは非1人気馬の勝つ可能性から入ってみたくなる。
今年は、ほぼ間違いなく14頭立て以上になりそう。っていうか、9年ぶりに18頭立てになるかもしれない。だとすると、余計に非1人気馬から探ってみたくなる。理由は、17頭立て以上になるのは珍しく、この20年で18頭立ては1回、17頭立ては2回しかなく、その3回で1人気は取りこぼしたからだ。
たった3回のデータで何がわかる!!まったくそのとおりだ。
でも自分は印象派のデータ好きだから、3回を気にしない。特にフルゲートになりにくいレースで、フルゲートになったときは、いつだってそこを気にしがち。フルゲートになりにくいレースでフルゲートになったときの重賞は、総じて荒れる傾向にあるからだ。過去のデータも12、13頭立ての結果でまとめられがちで、ちょっとスキが生まれるような気もしている。
以下は過去20年の18頭立てでの結末。
07年 1着アドマイヤムーン 3人気・単6.7
2着メイショウサムソン2人気・単4.2
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1人気ウオッカ 8着・単3.5
以下は過去20年で2回だけの17頭立てでの結末。
10年 1着ナカヤマフェスタ 8人気・単37.8
2着ブエナビスタ 1人気・単2.4
03年 1着ヒシミラクル 6人気・単16.3
2着ツルマルボーイ 8人気・単30.4
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1人気シンボリクリスエス 5着・単2.1
うむ、1人気がこぼしているのがよくわかる・・・
かしわでちょうほう
競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。