2016年07月01日(金) 12:00
レース後、ドゥラメンテからデムーロ騎手が下馬。しかも周囲の方の話によるとデムーロ騎手は涙を流しながら検量室に帰ってきたとのこと…。そして週中に発表された引退。そのアクシデントが、レース中なのか?はたまたゴール板を過ぎた後なのか?その真相は分かりませんが、早すぎる引退と凱旋門賞への夢が絶たれてしまったことは本当に残念でなりません。しかしながら最悪の事態にならず、種牡馬としての人生を歩める状況には心底ホッとしました。
さて勝利したマリアライトですが、枠順や馬場など状況が向いたこともありましたが、振り返ってみれば、エリザベス女王杯後、一線級のオトコ馬相手に自ら勝負にでたレースを歩んでいました。そしてもっと前に遡れば蛯名騎手の助言もあり、体質の弱さを考慮し大切に使ってきた経緯がエリザベス女王杯制覇へと繋がり、今回においては、その後の試練を与えたことで、またさらに大きな勲章を手にできた気がします。以前にも別のコラムにおいて書きましたが、このように厩舎陣営とベテラン騎手がタッグを組み挑み続けられることが、大きな勝因となっているように思えます。
特に海外からの移籍や短期免許など乗り替わりが多い時代だからこそ、日本人として立ち向かえる術は、日頃の調教を軸とし、陣営とのコミュニケーションを計りながら挑む関係性の構築にあるのではないでしょうか。そういった意味では今後、日本人騎手の活躍としては関東の騎手の方に勢いが増してくるような気が個人的にはしています。
さぁそして今週からは、中京・福島が開幕となります。
福島で行われるラジオNIKKEI賞は、3歳馬同士でのハンデ戦とあって、実に難解。しかもトップハンデ57キロのブラックスピネルはクラシックを目指して馬を作っていたわけで、さすがに担当の濱田助手も、「前走の白百合Sは抜群のデキだった。今回も悪くはないけど前走と比較をしてしまうと、さすがに…」と、やはりお釣り的なところも。とは言え前回の内容から1800mはベストと感じましたし、レース振りの上手さから福島も合いそう。そして鞍上は武豊騎手。やはり軸馬にしようかな?とも思いつつ、もう少し悩んでから結論をだすことにします。
それでは皆さん、当日は是非とも競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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