新馬券の自己流を見つけよう

2004年10月06日(水) 14:00

 本格導入された新種馬券の3連単は、どういう買い方になるのかと思っていたら、フォーメーションとかマルチという方式が考案され、一応チャレンジしやすくされていました。ただ、何通りになるのかわかりにくいのが難点で、当てようと気がはやるほどに、購入点数が増えてしまいます。

 それと、配当金額への期待が大きくなるので、レースの検討がラフになります。気をつけないといけないところです。

 馬券上手組は、1万円前後の配当を数多く当てて、最初から大振りはしていません。以前と違って万馬券が時々当たるので面白いと言ってました。

 一方、下手組は、3連単なんだから普通の万馬券では面白くないという気負いが出て、肝心な馬を切り捨てて失敗をくり返しているようです。

 やはり、馬券の基本は、フォーメーションであれマルチであれ、ちっとも変わってはいないということなんでしょう。勝つ馬を見つけてそこに集中する、多少手を広げて配当の妙味をと、とにかく自分のスタイルを決めておかないことには、その時になってバタバタするだけです。

 先週で終わった中山、阪神、札幌の3場とも全売り上げ額は前年を上回りました。こんなことは久し振りです。ですが、スプリンターズSのようなその日のメインが全て対前年比プラスであったのではありません。3連単の発売のあった後半の4レースが、合計して増えていた結果なのです。

 新しい馬券にチャレンジしてみたいという思いがそういう結果になったのですが、問題はこれからです。

 確かにある金額でこれまで以上の金額を狙うことは可能になりました。少しだけ夢を見てみようという参加者も出て来ているのでしょう。でも夢の段階のままで終わらないように、この際、自分流を見つけ出したいですね。

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長岡一也

ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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