2016年07月18日(月) 12:00
(撮影:武田 明彦)
夏競馬は難しいです。
特にそれを実感したのが日曜日の函館メイン『函館記念』でした。
先週の『七夕賞』もそうですが、GIIIレベルのハンデ戦は本当につかみどころを見極めるのが困難になります。GIやGIIでは微妙に足りない能力が接近している馬たち。そこに洋芝適性や斤量という要素が入り込むので、想定の枝分かれが多くなるからです。タイム指数を使う者としては、やはり指数上位にくる馬に◎を打つのが基本ですが、困ったことにその上位勢がまったく機能してくれません。
平均値順で10位同位に過ぎなかった1着馬マイネルミラノにはなんとか☆を打てましたが、その同位で2着ケイティープライドには印は回らず、3着ツクバアズマオーも△で押さえるのが精一杯でした。どちらにせよ指数平均値上位3頭が馬券圏内にまったく絡んでこないのですから、すでに上位から◎を選ぶこと自体が間違いとなっているわけです。
【検証ナンバー039】 サンプルレース名/2016年07月17日(日)・函館11R・函館記念(GIII)芝2000m
【レース前状況】 いわゆる『サマー2000シリーズ』第2戦目の函館競馬場でのハンデ戦。このレースも近5年1番人気が馬券に絡んでいないという荒れる重賞になっている。今年は出走16頭中7頭が前走『巴賞』組。傾向としてこの上位組もあまり成績が振るわない。1番人気は唯一の4歳馬バイガエシ(藤岡佑)となった。同馬の前走は同距離同コースの1000万条件戦。しかしそこでの勝ちっぷりでハンデ54キロは魅力。2番人気はレッドレイヴン(池添)。こちらも前走『巴賞』1着馬、ハンデは前走と同じ57キロ。3番人気は56キロのマイネルミラノ(丹内)で単騎逃げが有力。以下55キロのネオリアリズム(ティータン)、同55キロでマテンロウボス(四位)と続いていた・・・
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大石川大二郎
No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!
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