2016年08月02日(火) 12:00 33
「前走で1000万勝ち」はここでも十分チャンスのある条件で、前走2、3着でも複穴になる可能性はある。前走4着以下はさすがに苦しい。
前走1000万条件3着以内という馬はこれまで毎年誰かしら出走はしており、最少だった昨年でも1頭はいた。その昨年はタマノブリュネットが川崎の条件交流1着から来ていたので、実質的には2頭である。
タマノブリュネットを数に入れるとすると、過去7年のうち6回はこのタイプが1頭は馬券に絡んでおり、4回は複数絡んでいた。このグループがいなくなるのだから、別グループにとってはそれだけチャンスが広がることになる。
その恩恵を受けるのはどんな馬か・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。