【若手の本音】中井裕二騎手(2)『デビュー3年目の挫折“結局は自分が悪かった”』

2016年11月09日(水) 18:00

今回選んだトークテーマは「自分の強み」と「昔の自分と今の自分で変化したこと」

「今が一番、競馬に乗っていて楽しい」と語る中井騎手が、今回選んだトークテーマは「自分の強み」と「昔の自分と今の自分で変化したこと」。デビュー当時は順調な勝ち星を挙げていた中井騎手ですが、3年目に状況が一変。「あの時の自分は驕りがあった…」と、反省も踏まえて当時を振り返ります。

(取材・文/大薮喬介)


トークテーマ:謙遜なし! 自分の一番の強みは?

――では、次のテーマです。話の続きで「謙遜なし! 自分の一番の強みは?」はいかがですか?

中井 先ほどのお話と重なるのですが、“競馬を楽しめていること”だと思います。今騎乗させていただいている馬は、攻め馬から乗って、スタッフさんたちと一緒に造り上げている馬ばかりなので、返し馬で初めて騎乗するジョッキーよりは、確実に自信を持って乗れると思うんです。それが今の自分の強みですかね。本当は、自信を持ちたくて攻め馬に乗っているのかもしれませんけど。

――自信を持って競馬に乗ることは大事ですよね。

中井 とはいっても、自分が思っていたことと違っていたりして、「何が違っていたんだろう」とレース後に考えることもよくあるんですよ。上手くいったり、上手くいかなかったりの繰り返しです。考えれば考えるほど・・・

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