フルゲート割れで紛れは少なくなるエリザベス女王杯

2016年11月11日(金) 18:00


◆どれを押さえに回すかという問題は残る

 今年のエリザベス女王杯は登録の時点で16頭とフルゲート割れが決定。そのぶん紛れは少なくなり、有力馬にとってはやりやすい競馬になりそう。ただ上位陣の中でどれを1着候補にまで取り、どれを押さえに回すかという問題は残る。

 マリアライトはオールカマーが案外の内容だったが、もともと休み明けは得意でないし、使って本番メイチ勝負という意図は見えていた。コース替わりもプラスに働きそうだし、単純にリピート好走する可能性はある。気になる点があるとしたら5歳馬の成績が悪いことだが、このレベルの馬が5歳時まで現役に残っていることが少ないせいもあろう。  ミッキークイーンは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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