2016年11月23日(水) 18:01 73
▲自身5度目のジャパンC騎乗、シュヴァルグランの仕上がりと手応えを語る
今週はいよいよ、秋競馬のクライマックスともいえるジャパンC。キャリアのなかで5度目の騎乗となるが、乗りたくてもなかなか乗れないレースだけに、今年もこの舞台に共に立てる馬がいることを嬉しく思う。
パートナーであるシュヴァルグランには今朝の追い切りで騎乗し、その感触を確かめた。相変わらず調教での動きはパッとしないが、順調に調教を消化できていることが好調の証。いい状態で出走できるはずだ。
前走のアルゼンチン共和国杯は、改めてこの馬の地力の高さを感じたと同時に、ジョッキーとしてすごく難しい一戦だった。本番であるジャパンCまで中2週というローテーションのなか、休み明けで58キロ…。最大のテーマは、「次走に向けていかに疲れを残さず、なおかつ人気に恥じない競馬をするか」だったわけだが、これが言葉にする以上に難しかった。・・・
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。