2016年12月16日(金) 18:00 40
◆牡馬相手に通用するのかどうかというより…
今年の朝日杯はミスエルテの参戦が話題になっている。同馬の場合、牝馬が牡馬に通用するのかどうかというより、距離延長がどうかということではないだろうか。まあ、初戦が1600mだから大きな問題ではないと思うが、一回短縮をかけた延長は、ずっと1600mでくるのとはニュアンスが違う。もうひとつは展開。過去2走はディープインパクト産駒かというくらいの鋭い決め手を披露した。阪神外回りで丸々の消耗戦ということはないと思うが、展開だけはやってみないと分からないもの。前崩れになったときに、差せそうで意外とはじけないということはありうる。
モンドキャンノも・・・須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。