2016年12月21日(水) 12:00 10
母フェミニンガールは現役時代に4勝を挙げ、紫苑S(OP)2着などの成績がある。優れたアメリカ血統のみで構成されているので繁殖牝馬としてはおもしろい存在だが、07年に誕生した初年度産駒タイムチェイサー(1勝)から現在にいたるまで、デビューを果たした子は2頭しかいない。不受胎や、生まれてもデビューまでたどり着けない、といった子が目に付く。本馬はすでに入厩し、調教も積まれているので体質的には問題ないようだ。「マンハッタンカフェ×Kingmambo」はダイワバーバリアン(10年NHKマイルC-GI・2着、09年朝日杯FS-GI・3着)、アントニオバローズ(09年日本ダービー-GI・3着)・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG