2017年02月08日(水) 18:00 10
◆3月に晴れて調教師へと転身
かつて当コラムに頻繁に登場していただいたのが、ベガに始まり、ブエナビスタやハープスターなど、数々の名牝を送り出した松田博資元調教師。この名伯楽も、騎手から調教師に転身した際には苦労が多かった。
ターニングポイントとなったのは名オーナーにして「現代競馬の父」と言ってもいい吉田善哉氏(社台ファーム代表・照哉氏、ノーザンファーム代表・勝己氏、追分ファーム代表・晴哉氏らの実父)との出会い。意外にも、お互いの第一印象はいいモノではなかったとか。吉田氏は当時の松田騎手をアンちゃん(見習い騎手)と思い込み、それを言われた松田青年は「(吉田氏と)知ってはいたが、いい気分はしなかった」
そんな微妙な出会いだった2人が後に競馬史に残るようなドラマや名勝負を数多く生み出していったのだから・・・