自分なりのクラシック候補

2005年01月05日(水) 12:45

 新しい年を迎え、まず思いたくなるのがこの春のクラシックのことでしょう。明け3歳馬の長期展望、これをどう立てるか。競馬を面白くするには、その自分なりの注目馬を生み出せるかどうかにかかっています。

 さて、どうするか。具体的に目指すものがあるのですから、牝馬なら桜花賞、オークスを一応別個のものと見て、それぞれに対応できそうなものを分類することでしょう。阪神のマイル戦の中から、ジュベナイルフィリーズを中心にいくつかのレースをピックアップしておけば、かなり桜花賞は見えてきます。

 この春のものも含め、阪神の実績、内容を最優先するのが自分のやり方で、その先のオークスとの関連は、かなり強くこの中に含まれています。一月、二月のレースから参考になるものは少なく、三月に入ってから急に慌しくなるのがいつもの傾向で、これまでのレースの中にヒントが多くあると考えると、すっきりします。

 一方、皐月賞、ダービー戦線はそう簡単ではないだけに、逆に見つける楽しみが大きいと言えます。2000mの競馬がいくつかありますが、とりあえずそこから何頭かを指名することから始まります。その何頭かから、皐月賞へこぞって向かうのは順調にきているもので、どこかで一息入れるものがいたら、それはダービーで有力馬に成長することが多い、魅力ある馬になる可能性を秘めています。

 そこでいつも楽しみにしているのが、青葉賞へ向かうもので、それも敗者復活組ではなく、皐月賞はまだ不十分と、ローテーションをゆったり取る馬です。成長を促す、待つ、これが大事なんですね。この種の馬で成功するものは、古馬になってからの活躍も約束されているので、長く競馬を楽しめるのです。

 今度、外国馬も、内国産馬と同様にトライアル3着以内なら優先出走が可能となっているので、油断なく見なければなりません。

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長岡一也

ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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