2017年03月09日(木) 17:59 21
◆国枝師「やっぱりひとつ上の馬」
金子真人オーナーは未来を見通すエスパーなのかもしれない。そうでなければ、約2億円の高額馬に“放蕩息子”と名付ける理由が見当たらない。改めてそんな感を抱いたのが、プロディガルサンの前走である。
本来なら始動戦は1週前(1月28日)のオープン・白富士S(芝2000メートル)であり、陣営の17年のビジョンも中長距離路線一本。しかし賞金除外でそれがオジャンとなった。「だってしょうがねぇだろ」と管理する国枝栄調教師が渋面をつくったように、GIII東京新聞杯(芝1600メートル)出走は想定外。思えば皐月賞回避から始まった青写真通りにいかない“放浪癖”。まさに言い得て妙のネーミングである。
それでも・・・