2017年03月14日(火) 12:00 46
◆練習台としてのここは惜敗止まりになる可能性がある
今週のスプリングSには2歳チャンピオン・サトノアレスが登場する。メンバー構成的には当然有力馬の1頭ということになるが、「朝日杯馬の次走」というのは馬券的にはなかなか厄介なものなのだ。
過去20年の朝日杯馬について成績を振り返ると、[2-3-5-9]。勝率10.5%・複勝率52.6%はGI馬を前提とした成績としては良くはない。回収率も単勝41%・複勝70%だ。
ただこの中には3歳時に出走できなかったメジロベイリーやアドマイヤコジーン、3歳秋の毎日王冠まで出走がなかった・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。