2017年04月06日(木) 19:30
だいぶ、春らしくなってきましたね。栗東もだいぶ綺麗な桜を目にするようになりました。毎年思うことですが、桜花賞の時期にちょうど桜が咲いてくれると競馬にかかわる者としてはそれだけで嬉しくなりますね。
そして、桜が散るから週末に雨は降らないでー!って思います。
水曜、木曜とリスグラシューを管理する矢作師に話を聞く機会がありましたが、やはり「せっかくの桜花賞だし、雨は降らないで欲しい」と話していました。リスグラシュー自身が道悪に適性があるかどうかより、やっぱり桜花賞は素敵なお祭りですから。お客様もたくさん来られるでしょうし、雨よ降らないで、という気持ちになるものですよね。こういう話は昔からよく聞きます。きっと多くの競馬関係者が同じ想いなのでは、と感じています。
リスグラシュー自身については、勝負気配をめっちゃ感じますね。この時期の牝馬のわりにはハードな追い切りを課されていますし、馬自身もそれによく耐えて頑張ってきました。
「前走とはガラッと変わっています。次にオークスがあるとは考えずに桜花賞を勝ちに行く仕上げをしています。とにかく前走とは全然違う!」
と、矢作師はかなり強い口調でお話されていました。矢作師は比較的強気な方ですが、今回はその中でもさらに語気を強めている印象を受けますヨ。ソウルスターリングは強いですけど、馬券はしっかり押さえたいな、と思わせるお話でありました。
そして、アドマイヤミヤビ。彼女は逆で、すごくいい意味で変わらないです。いつもマイペースで大人しい。少々厳しい追い切りをかけられても、平然としている。ほんと変わらないんですよー。もちろん、レースに向けての変化は見られますが、その曲線もひじょうになだらか。桜花賞に向けてガラリと変わった!という感じはないですね。でも、それでも十分勝つチャンスはあると思います。
わたしが寄っていくと、顔を近づけて匂いを嗅ぐのも、ジャンバーの裾を引っ張って甘えて見せるのもミヤビの日常。かつてディープインパクトがこんなかんじでしたね〜。大きなレースの前とか関係なくて、普通にジャレてくるんです。このクラスの馬たちにとっては、大きなレースまでもが日常であり、特別なことではないんじゃないかなって。そう思います。来週、戦いを終えたミヤビに会うのが楽しみです。
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)
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