2017年04月20日(木) 12:00 53
皐月賞は結局ディープインパクト、それも一番馬格のあるディープインパクトのものだった。
アルアイン 518 1着
ファンディーナ 504 7着
カデナ 452 9着
サトノアレス 500 11着
デカければ勝てるわけではないけれど、デカい方が有利なのは去年の世代と同じだ。今年は去年ほどディープインパクト産駒がインパクトを残せてなかったけれど、朝日杯FS同様にディープインパクト産駒が、結局G1を勝った。しかも朝日杯FSのサトノアレスは6人気で1着、アルアインは9人気で1着。ディープインパクト産駒がG1で穴をあける、しかも2回も。それだけこの世代は力関係が混沌としている、もしくは力関係の見極めが見えにくかったということか。
なんせ、池江厩舎という、それだけで人気になりそうな厩舎の馬が9人気、4人気だった。ディープインパクト産駒の1着もおいしいけれど、池江厩舎のワンツーでもおいしい皐月賞だったというわけだ。ここ数年、年のはじめに「池江厩舎と角居厩舎との接近遭遇」を誓っている自分だけど、一番のチャンスを逃した感じだ。ひぃ~!
にしても興味深いのは、池江厩舎・こだわりのローテの「前走きさらぎ賞」ではない2頭でのワンツーだったことだ。
そもそも池江厩舎が出走させる「きさらぎ賞→皐月賞」馬には、もれなく「目標はあくまでもダービー」がくっ付いていた。しかし、アルアインとペルシアンナイトからは「目標はダービー」というコメントは聞こえてこなかった。あったのかもしれないけれど、例年ほど伝播していなかった。で、その2頭がワンツー。声を出さないことが皐月賞への期待の表れだったということか? そういえば「目標はダービー」の池江厩舎の馬は皐月賞では3着が精一杯だ。
池江師の声は「………(無言)」も含めて耳をそばだてないと!
逆に言えば・・・
かしわでちょうほう
競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。