2017年05月03日(水) 18:00 42
【特注データ】~レースデータより~
レースデータの項目でも解説するが、NHKマイルCは波乱傾向が非常に強いレース。10番人気以下の大穴が、過去10年で[3-1-6-80]と10回も馬券に絡んでいる。昨年も1~2着は人気サイドだったが、3着には12番人気のレインボーラインが激走。2007年には「1番人気が2着で3連単973万馬券」という、とんでもない荒れ方をしている。
というわけで、今回は特注データも人気薄に着目。10番人気以下馬に限定して、条件別での成績差を比較している。もっとも注目すべきは「生まれ月」で、激走例はなぜか3~4月生まれの馬ばかり。理由や因果関係は不明ながら、回収率は単勝272%、複勝281%と、ここをベタ買いするだけでも大儲けできそうな勢いである。その他にも、前走馬体重や前走人気、乗り替わりの有無などによる成績差が目立っている。
今年の登録馬に「オール該当馬」は見当たらないが、「A・B・C」をクリアするキョウヘイ、「A・C・D」をクリアするガンサリュートとタイセイスターリー、「A・B・D」を満たすタイムトリップの4頭は要チェック。データ的には、激走があって驚けない存在といえる。
【コース総論】東京芝1600m Aコース使用
・コースの要所!
★内枠に過剰人気の気配アリ。平均人気を加味すると中枠のほうが優秀。
★意外に差しが届かないコースで、先行勢の勝率がイメージよりも高い。
春だけで3回もG1が開催される「チャンピオン選定コース」が、東京の芝1600m。向正面の右奥からスタートするため、最初のコーナーまで500m以上もある。いかにも紛れがなさそうなコース形態であり、実際に人気別成績を見ても、そこに偏りはほとんど感じられない。人気サイドから大穴まで、まんべんなく馬券に絡んでいる印象だ。あえて挙げるならば4~6番人気や10~12番人気が妙味アリだが、個々のレースでこれを意識する必要はまったくない。
逆に、ファンが「意識しすぎ」と思われるのが枠番である。連対率や複勝率は、内枠である馬番1~6番がもっとも高いが、その差はわずかなもの。それどころか、平均人気が9.0と飛び抜けて高いのを考えると、この成績は正直なところもの足りない。内容に関しては・・・