2017年05月04日(木) 18:00
撮影:高橋 正和
トライアルの東海桜花賞でカツゲキキトキトを6馬身ちぎったトウケイタイガーの強さはやはり本物だった。それを思えばカツゲキキトキトは、必ずしも得意とはいえない短距離戦での2着ということで評価を落とす敗戦ではなかったといえそうだ。
逃げ争いは内枠の2頭。好スタートはドリームキラリだったが、すぐにトウケイタイガーが交わしてクビほど前に出た。ドリームキラリはムチを入れたがハナを奪い返せず。ダッシュ力の違いもあっただろうが、トウケイタイガー52kgに対して、ドリームキラリは56.5kgという斤量の差もあっただろう。トウケイタイガーの勢いにドリームキラリは控えざるをえず、替わって外からタイニーダンサー、ラブバレットがトウケイタイガーの外にぴたりとつけた。トウケイタイガーにとっては決して楽なレースではなかったはずだ。
タイニーダンサーは3コーナーあたりから後退、そしてラブバレットは1馬身と離れずトウケイタイガーをぴたりと追走。さらに前半は・・・
斎藤修
1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。