2017年06月15日(木) 18:00 10
撮影:高橋正和
サクレエクスプレスとアポロユッキーがスタートでダッシュがつかず、後方からとなった。先行争いは、アップトゥユーがすんなりハナをとるのかと思いきや、内からイントゥゾーンが主張した。アップトゥユーの真島騎手はハナに行くしかないと思っていたのだろう、気合を入れてすぐにハナをとりきった。川崎2100mでは、最初の3コーナーまでに隊列が決まれば一気に流れが落ち着く。
残り1600m(4コーナー手前)からスタンド前、そして向正面の中間(残り800m)まで、14.4-13.8-14.0-14.7と、完璧にペースを落とした。川崎の2000・2100m戦ではよく見られる、ほとんど14秒台というラップで、逃げ馬にしてみればしてやったりという展開に持ち込んだ。スタンド前で一気に行ってしまう馬がいてもおかしくないペース。しかし・・・
斎藤修
1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。