2017年07月19日(水) 18:00
◆暮れの大舞台で上位入線がイメージできる
開催最終日(23日)の函館競馬場では、2歳世代最初の重賞、GIII函館2歳S(芝1200メートル)が行われる。来年のクラシックに直結するレースかと聞かれれば正直、微妙だが、それでも一昨年の勝ち馬ブランボヌールは後に阪神JF3着、昨年の2着馬モンドキャンノも朝日杯FS2着と健闘した。ひところの「この時期に稼いで、その後は…」というイメージは脱した感もある。基本的には完成度の高さで人気が形成されるレースだが、暮れの2歳頂上決戦でも勝ち負けが期待できる馬を“逆算”して考えてみるのもひとつの手か。
函館開催開幕直前のことだ。めったに連絡してこない荒井記者が函館から電話を入れてきた。
「西園キュウ舎のリンガラポップス。いい馬ですね」
実際、開幕週の新馬戦で1番人気に推されたほどで、誰が見てもいい馬なのだが、調教にまたがる田中助手の見解はちょっと違ったそうだ。
「来る記者、来る記者が“いい馬だね。走るんでしょ?”と聞いてきたんですが、そのたびに“いやいや・・・
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