2017年08月02日(水) 18:00 29
◆安田隆厩舎に“カナロアの恩返し”?
サラブレッドの売買が商取引である以上、魅力のあるものから先に売れていくのは当たり前。経営者の調教師は早めに有望な若駒を確保しておきたい。直前になってバタバタとかき集めたところで、いい結果など出るわけはないのだから…。おそらくはファンが考えている以上に早く、調教師は「原資」を集めに動く。かつて松田博厩舎を担当した時は「あの馬の腹に入っているのが無事に産まれたら、ウチに来ることになっている」みたいな話も耳にした。
一般的にトップクラスの厩舎ほど早めに管理予定馬が埋まる傾向が強い…と書くのは簡単だが、これがなかなか難しい。POGで“当たり”を引くのがいかに難しいかは経験者なら誰もがご存じだろうが、調教師は数年先の稼ぎも予測しつつ、陣容を固めなくてはならない。それもオーナーとの関係というデリケートな問題を抱えつつなのだから、なおさらだ。
その点で言えば・・・