乗馬クラブでの修行に密着!人生初の“親子で併せ馬”も

2017年08月15日(火) 18:45

7月19日から25日まで、ご長男の加矢太さんが勤める北総乗馬クラブへ修行に出かけた小牧騎手。こんな機会はなかなかない! ということで、牧場と小牧騎手に許可を取り、小牧騎手の仕事ぶりをカメラに収めてきました。なかには加矢太さんとの貴重な併せ馬のシーンも! また、「初めて父の仕事ぶりを見ました」という加矢太さんが、小牧騎手に対する感謝と尊敬の気持ちを語ってくれました。

(取材・文/不破由妃子)


迷惑を掛けたらいけないと、誰よりも早く出勤

小牧太

「いや〜、よう働いたで」と、牧場での日々を振り返った小牧騎手。ハードでありながら、いかに充実した日々を送っていたかは、写真の笑顔が物語ります。

 牧場での夏時間は、朝4時に起床し、馬を放牧に出すところからスタート。その後、担当馬に馬装を施し、いざコースへ。「父は、誰よりも早く仕事に出てきていました」と加矢太さん。これに対し小牧騎手は、さすが修行の身というべきか、「自然と目が覚めるねん(笑)。それに、最初は何もかもが手探りやったから、迷惑を掛けたらアカンと思ってね。それで早く出ていくようにしてたんやけど」と、どこまでも謙虚に取り組んでおりました。

 加矢太さんとは過去にも一度、観光地で一緒に馬に乗ったことがあるそうですが、当然、仕事として一緒に乗るのは初めて。しかも、このとき小牧騎手が騎乗していた馬は、普段は加矢太さんが担当している馬。加矢太さんいわく、「ああ、こういうふうに乗る方法もあるんだ」と、いろいろ勉強になったそうです。「親父は口では何も教えてくれません。“背中を見て盗め”という感じでしたね」と、親子でありながら師弟のような、とても素敵な親子関係を間近で感じることができました。
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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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