2017年08月23日(水) 12:00 20
「ステイゴールド×メジロマックイーン」の組み合わせといえば、オルフェーヴル(三冠、年度代表馬)、ゴールドシップ(GIを6勝)、ドリームジャーニー(GIを3勝)などを出しているニックス。これらを真似して作られた同配合の馬からはまだこれといった大物は出ていないが、現3歳のウインガナドル(17年ラジオNIKKEI賞-GIII・2着)のようにこれから伸びるであろう素質馬も散見できる。本馬は2勝を挙げたメジロミドウの全弟。母メジロサンドラは「メジロマックイーン×Sadler's Wells」というステイヤー血統で、現役時代は中長距離で活躍し、日経新春杯(GII)3着、カブトヤマ記念(GIII)3着などの成績を残した。スタミナ方向に寄った血なので、スピード面が懸念されるところだが、馬のデキが良ければ2000m以上の芝中長距離で活躍できそうだ。「ステイゴールド×メジロマックイーン」の持ち味はそこにあるので期待したい。
●オメガラヴィサン(牡 栗東・安田隆行 父ロードカナロア、母オメガグレイス)・・・栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG