2017年09月18日(月) 18:00 10
9月20日(水)に浦和競馬場で行われるオーバルスプリント。クラスターカップを勝ったブルドッグボス(浦和・小久保智厩舎)が、左海誠二騎手とのコンビで参戦します。ブルドッグボスは中央時代に栗東の西浦勝一厩舎所属で7勝。力があるところは十分に示してきましたが、ダートグレードレースではあと一歩のところで涙を呑んできただけに、クラスターカップは待望の勝利となりました。
この中間も福島県のテンコー・トレーニングセンターと野田トレーニングセンターで順調に調整をしてきたそうで、最終追い切りは浦和競馬場で行い、自厩舎のタマモマズルカ(美浦・伊藤圭三厩舎卒業生)と併せて、強めながらも重戦車のようなど迫力で馬場を駆けていた姿が圧巻でした。
浦和競馬場にて、外にブルドッグボスと橋本騎手、内にはタマモマズルカと橋本厩務員
ブルドッグボスに関わる2人に聞いてみました。「普段は大人しいけど、涼しくなってきたから馬が元気になって、いい意味でうるさくなってきたよ。汗のかき方もよくなった」(橋本幸逸厩務員)
乗り運動中のブルドッグボスと橋本厩務員
「野田トレセンでは大人しいですが、浦和競馬場に連れてきたら気合いが入って、オンオフの切り替えはやっぱりすごいですね。パワーもピカイチです。手前をポンポン替えてチョコチョコ走るので、浦和競馬場の小回りもこなしてくれるんじゃないかなと思います」(調教パートナーの橋本直哉騎手)
南関リーディングの小久保厩舎は先日1000勝を達成。重賞も数多く制してきましたが、この地元・浦和でのダートグレードレース制覇はまだありません。5年前のオーバルスプリントで所属馬トーセンアレスが惜しくもハナ差の2着に敗れています。今年こそは……。
「JBCスプリントが大目標だからここは目一杯ではないけれど、体調は確実に上がっている。小回りも問題なさそうだしね。リエノテソーロの50キロは気になるけど、ブルドッグボスも55キロで走れるのは恵まれたと思う。あとは馬場が乾いてくれれば」(小久保調教師)
ここはいい内容の走りで、次の目標に向かっていって欲しいと思います。
このオーバルスプリントはブルドッグボス以外にも、中央卒業生たちがたくさん出走していますよ!!! それぞれの場所で、みんな頑張っています。
さて、オーバルスプリントが実施される浦和競馬場は、南関4場の中で一番レトロな雰囲気を醸し出していて、根強いファンが多くいます。
現在は2号スタンドが改築工事のために、建物を解体する準備を行っています。先日取材に行った時は、この写真のように足場が組み立てられていました。この慣れ親しんだ2号スタンドとももうすぐお別れ……。浦和競馬場の今の姿を見に、遊びにいらしてみてはいかがでしょうか。地域密着型で、あったかい気持ちにさせてくれる場所ですよ。
先日の浦和競馬場2号スタンドの様子
また次回お会いしましょう!