2017年09月28日(木) 12:00 48
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オブライエン厩舎への委任状
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今年の凱旋門賞はいったいどんな馬場になるのだろう。
馬場がこうなれば、この馬が勝つ!
なんてぜんぜんわかんないのに、ついついどんな馬場になるんだろうとか自問自答しちゃっている。でも「bon(良馬場)です」、「souple(重)です」と言われても正直よくわからない。
去年の主催者発表は「bon」だった。しかも高速な馬場になっているとも言われていた。だからマカヒキには有利のはずだったけど、結果的にはオブライエン厩舎にとってブラボーな馬場だった。マカヒキの状態が今ひとつだったのかもしれないけれど、日本の高速馬場とフランスの高速馬場は違うようにも感じた。
今年のフォワ賞の馬場は主催者発表では「souple(重)」だったけれど、日本では考えられないほど重い馬場だったとも言われた。10段階ある馬場状態の6番目でだ。不良馬場に相当する9番目、10番目の馬場はどんな馬場なんだって話だ。
それゆえにサトノダイヤモンドは4着に敗れたと言われているけど、本当に良馬場になればサトノダイヤモンドの加速装置にスイッチは入るのだろうか?
--良--
tres leger
leger
bon lever
bon ←去年の凱旋門賞
--稍重--
bon souple
--重--
souple ←今年のフォワ賞
tres souple
collant
--不良--
lourd
tres lourd
これを見ると、bonとsouple中間のbon souple(稍重)がいいようにも思える。もし、稍重になって、サトノダイヤモンドの人気(netkeiba予想オッズで現在3人気)がさらに下がるようなら、単勝を買いたくなる。
とはいえ、それだって未知だ。だからこれ以上考えるのはやめて、委ねることにした。委任先はもちろんオブライエン厩舎だ。
オブライエン厩舎は今年もいっぱい登録している。ムーアの乗る馬もまだ発表されていない。今年もオブライエン厩舎名物の集団での人間馬場チェックで馬場を判断して、天候や馬の状態をチェックをして、出走馬を確定させ、鞍上を決めるのではないか。
もしムーアがハイランドリールに騎乗するようなら去年と同じような馬場という見立だと推測でき、オーダーオブセントジョージやカプリやウィンターにムーアが騎乗するようなら、去年とは違う馬場という見立てはできる。
凱旋門賞は招待レースじゃないから登録料とキャンセル料が用意できれば、複数頭出走も直前の回避も自由自在だ。それゆえにオブライエン厩舎のスケールのデカさとキメ細かさが目立つ。
そのオブライエン厩舎とムーアの出した結論を参考にさせていただき、どんなタイプの馬にチャンスがあるのかを探ったほうがよくわからない馬場を読むより楽なはず。ムーア、ヘファーナンの騎乗馬の過去の出走レースを見て、横の比較(対戦相手との比較)をする方が自分には現実的だ。
ちなみに今(水曜日)はsoupleらしい。
ちなみにフランス競馬はジャンジャンバリバリに水を撒くから、晴れたからといって、すぐに良馬場とは思わないほうがいいらしい。
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凱旋門賞・ちょい注目馬
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自分はデットーリ優先主義だ。去年もデットーリのオーダーオブセントジョージの複勝でなんとか救われた。だから黙ってエネイブルを買えばいいとも言えるし、それでいいような気もしている。
ただ同時に穴も買いたい派でもある。去年はオーダーオブセントジョージの人気がなかったから(8人気)、それでよかった。でも今年のエネイブルは間違いなく1人気。となると、デットーリから買うにしても、相手には穴を拾いたくなる。
予想オッズを見ると・・・
かしわでちょうほう
競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。