今週末のJRAは土曜、日曜、月曜の3日間開催。これまでにもあった同様の週と同じく、WIN5は明日10月8日と明後日10月9日に発売されます。なお、10月8日のWIN5は総出走頭数が66頭、総組み合わせ数が38万9376通り、10月9日のWIN5は総出走頭数が62頭、総組み合わせ数が25万3440通り(土曜16時現在)という構成になりました。

　両日ともに総組み合わせ数は少なめですが、より的中させやすいと思われるのは明後日10月9日の方。1〜3レース目がそれぞれ11頭立て、8頭立て、12頭立てですから、序盤〜中盤をどれだけ効率良く突破して終盤に繋げられるかがポイントと言えるでしょう。ただ「6歳以上の馬は2003年のタップダンスシチー(6歳)を最後に優勝例なし」というレースの傾向を考えると、4レース目の京都大賞典(京都11R)は堅く収まりそう。極端な低額配当となる可能性が高いと見ておくべきかもしれません。

　本稿で展望するのは明日10月8日のWIN5。こちらの方が総組み合わせ数は多く、個人的にも楽しみな人気薄が何頭かいるので、私の見立て通りならそれなりの配当を期待できそうです。

◆近年のオパールSは圧倒的に内枠有利

　1レース目は3歳以上1000万下の鷹巣山特別(東京9R)。降級初戦のサーブルオール、ジークカイザーらが注目を集めると思います。

　2レース目は3歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の清滝特別(京都10R)。比較の難しいメンバー構成で、支持がやや割れるかもしれません。

　3レース目は3歳以上1600万下のテレビ静岡賞(東京10R)。4歳のダノンフェイス、ディーズプラネット、レッドゲルニカあたりが上位人気グループを形成するでしょう。

　4レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のオパールS(京都11R)。実績上位のキングハート、ソルヴェイグらに支持が集まりそうです。

　5レース目は3歳以上GIIの毎日王冠(東京11R)。土曜16時の時点ではソウルスターリングが断然の人気を集めており、マカヒキが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2017年10月8日版]

1位 東京10R 13.レッドゲルニカ
2位 京都10R 8.スズカメジャー
3位 東京9R 11.ジークカイザー
4位 京都11R 4.ダイシンサンダー
5位 東京11R 4.アストラエンブレム
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 東京11R 1.ソウルスターリング
7位 東京11R 3.ダイワキャグニー
8位 京都11R 5.イッテツ
9位 東京9R 4.ロードリベラル
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 京都10R 9.ウォータービルド
11位 東京10R 10.ディーズプラネット
12位 東京11R 2.マカヒキ
13位 京都11R 7.ソルヴェイグ
14位 東京9R 12.ルネイション
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 京都10R 12.クリノヤマトノオー
16位 東京10R 11.ダノンフェイス
17位 東京11R 8.リアルスティール
18位 京都11R 1.コウエイタケル
19位 京都11R 2.フミノムーン
20位 京都11R 13.キングハート
21位 東京9R 3.サーブルオール
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 東京9R 9.アルミレーナ
23位 東京9R 5.ボーダーオブライフ
24位 京都10R 3.サマーローズ
25位 東京10R 12.グラスエトワール
26位 東京10R 7.コロマンデル
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　5レース目の毎日王冠(東京11R)は上半期のビッグレースで健闘した馬が信頼できない一戦。「“同年、かつJRAのGI”において12着以内となった経験のある馬」は2013年以降[1-0-0-17]と安定感を欠いています。また「前走の距離が1800m未満だった馬」は2013年以降[0-2-0-19]、「“前年か同年、かつJRA、かつ左回りの重賞かオープン特別”において優勝経験のない馬」は2013年以降[0-1-0-26]。中長距離、かつ左回りのレースを主戦場としてきた馬に注目すべきでしょう。今年のメンバー構成ならアストラエンブレム、ダイワキャグニーあたりが楽しみです。

　4レース目のオパールS(京都11R)はもともと内枠有利なレース。2014年以降は特に顕著で、馬番が1〜5番だった馬は[3-3-1-8]、6〜18番だった馬は[0-0-2-28]と、はっきり明暗が分かれていました。なお「父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬」は2014年以降[0-0-1-12]と人気を裏切りがち。これらの傾向に合うイッテツ、ダイシンサンダーあたりをマークしておくべきだと思います。