2017年10月13日(金) 18:00 29
◆穴馬は重馬場2勝のあの馬
今年の秋華賞はローズSが荒れたうえに、週末が雨予報でさらにややこしくなってきた。すべてプラス材料という馬はいないと思うので、個人ごとにどの要素を重視し、あるいは軽視するかをはっきりさせていくしかないだろう。
そのローズSはラビットランが素晴らしい差し脚を発揮して勝った。追い込み一辺倒の馬だけに、内枠を引いてしまったのは微妙。速い上がりを使う馬だけに馬場が渋りすぎるのもプラスではないだろう。和田騎手がこの枠順からどうさばくか興味深い。 カワキタエンカは道悪実績があるが、今回は脚質的にバッティングするアエロリットが自分より内に入っている。初距離の2000mというのも微妙だが・・・須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。