2017年10月17日(火) 18:01 78
バースデー企画最終回!長女・ひかりさんと長男・加矢太さんから見る“父親”の小牧騎手とは
今回はいよいよ、バースデー企画の最終回。最後は長女・ひかりさん、長男・加矢太さんからのお手紙を紹介します。現在、ひかりさんはバレットとして“ジョッキー・小牧太”を支え、加矢太さんは馬術の世界で活躍。はたしてそれぞれの目に映る父親の背中は、ふたりの人生にどんな影響を与えたのでしょうか。(取材・文/不破由妃子 ※撮影協力:和彩温(南草津))
■「大きな舞台で一緒にGIを勝ちたいです」
鮫島良太騎手、川須栄彦騎手、高倉稜騎手、『競馬ニホン』荒木敏宏さん(エージェント)、『スポーツニッポン』菱田誠さん(長年の友人であり、小牧騎手のコラム『金言! 珍言!』の担当記者』)、『加圧トレーニングスタジオ WAY』淨閑延浩さん(トレーナー)、長男・加矢太さん、長女・ひかりさん、以上8名。
<10月3日更新分の続きで、最後は長女・ひかりさん、長男・加矢太さんからのお手紙を紹介します>
『お父さんへ
誕生日おめでとう。こうして普段から父を支えて下さっている方たちに集まっていただけて、娘としても誇りに思います。
去年一年は、お父さんのなかでも思い通りの結果が残せず、悔しい一年間だった反面で、そのなかで家族がひとつになって、やれるところまでやり切ろうという強い決意ができた一年でもありました。そういう意味では、去年があったからこそ、気持ちの面でも今年は全然違うと思います。
今年は相次いでお休みをもらうことになってしまって、お父さんはもちろん、私も凄く悔しかったです。でも、そんななかでも、今しか出来ないことを見つけて、すぐに行動していた姿はすごく格好良かったです。誰もが出来ることではないと思います。
お父さんの夢は私の夢でもあって、ひとつひとつの勝利ももちろんですが、やっぱり大きな舞台で一緒にGIを勝ちたいです。これからも私はバレットとして、とことんお父さんに付いていきます。よろしくお願いします。
ひかり』
ひかりさん「大きな舞台で一緒にGIを勝ちたいです」
『父へ
お誕生日おめでとうございます。50歳の節目の年ということで、遥々遠いところ(千葉)からやってきました。これからも年齢を感じさせないパワフルな騎乗を期待しています。でも、ケガにはくれぐれも気を付けて、親父なりにコツコツやっていってもらえると嬉しいです。
加矢太』
加矢太さん「親父なりにコツコツやっていってもらえると嬉しいです」
小牧 ふたりともありがとう。
──お父さん、泣くところですよ(笑)。
小牧 なんや、みんな泣くの待っとんたんか。まぁ、ちょっと花嫁の父の気分がわかったわ(苦笑)。・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。