2017年10月25日(水) 18:00 32
天皇賞・秋というG1の大きな特徴が、鞍上の「乗り替わり」がマイナスとならないこと。通常のG1では大幅マイナス材料となりがちだが、このレースでは継続騎乗が[3-6-7-83]で乗り替わりが[7-4-3-60]と、なんと後者のほうが好成績なのだ。鞍上のスイッチが必ずしもマイナスとは言えなくなった、現在の日本競馬を象徴するようなデータである。
乗り替わり組の成績を押し上げている原動力は、やはり外国人騎手。[4-2-3-13]で複勝率40.9%、複勝回収率116%という圧倒的な好成績で、昨年もモーリス、リアルスティールと2頭が馬券に絡んでいる。また、関西所属騎手に乗り替わった馬も、[3-0-0-13]と期間内に3勝をあげているように、侮れないパターンといえるだろう。
逆に継続騎乗組は、関東所属騎手が騎乗の場合がもっとも好成績。関西所属騎手×継続騎乗のパターンでは9頭が馬券に絡んでいるが、そのほとんどが人気サイドであるため、回収率は単勝4%、複勝34%と非常に低くなっている。信頼度もそう高くはなく、過信は禁物のパターンといえそうだ。
以上のデータから、今回は・・・