2017年12月13日(水) 18:00 16
◆期待のカナロア産駒はダノンスマッシュだけではない
「若い時の方が、がむしゃらだから、稽古の時計は出る。古馬になると、馬自身がいろいろ分かってくるから、かえって時計は出なくなるんだ」
松田博元調教師がよく口にしていた言葉だ。2001年の朝日杯FSの覇者アドマイヤドンはその典型だったかと思う。
朝日杯FSの直前の追い切りでは、めったに管理馬を褒めない人が「動きがあか抜けてる」と絶賛したほど。確かに若々しく、はじけるような走りだったのを、昨日のことのように思い出す。
対して古馬になってからのアドマイヤドンは、調教でそれほど速いタイムを出さなくなっていった。まさに松田博元調教師の言葉通りの変化だ。逆説的に言うと、走ることが楽しくて仕方がない、2歳のこの時期が一番、調教時計が出やすい時期なのかもしれない。
朝日杯FSの主役候補ダノンスマッシュの1週前追い切りも・・・