2018年01月24日(水) 18:00 27
AJCCのゴールドアクターは11着。ウマい馬券では無印にしましたが、その理由は最終追い切りのラップと主観的な印象。もともと入れ込みやすいタイプだけに、6Fからあれだけ速い時計を出して、最後に失速するようなラップを踏んでしまうと、この惨敗も仕方ないような気がします。問題はこの後。ひと叩きして良くなってくるはずですが、年齢的なことを考えても、後遺症になる惨敗でなければよいのですが。
逆に勝ったダンビュライトは素晴らしい騎乗。勝つにはあれしかなかったと思います。この後は大阪杯に直行することになりそうですが、この競馬ができれば、レースの鍵を握る重要な役割を果たしそう。「春のG1」を見据えた上で要注目はシルクロードS。現時点では決してスケールが大きいわけではありませんが、ここでの走り次第では高松宮記念で主役を務める可能性もありそうな馬がたくさん。どの馬がどんな展開でどんな走りを見せるか、注目しています。
【根岸S/キングズガード】
前走チャンピオンズCはメンバー最速上がりを使うも8着。実績乏しい距離だったことも思えば、健闘の部類といってよいでしょう。そこから中7週、坂路とCWを併用して、最終追い切りはCWという選択でした。この調教内容は昨年4着時とほぼ同じです。
昨年と違うのは、CWでの併せ馬を追走した点。昨年は先行して手応え悪く遅れましたが、今年は内から追いかけて、並びかけたところがゴール。時計が少し遅い点は気になりますが、数字自体はプロキオンS1着時よりも速いもの。ここは終い重点できっちり動けたということを評価すべきでしょう。あとはいつも東京競馬場だとメンバー最速上がりをマークできないこと。ここがコース相性なのかも知れません。
キングズガードの調教は評価すべきだが…(1月23日撮影)
【根岸S/カフジテイク】・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ