2018年02月06日(火) 18:01 54
今週は小牧騎手らしい、ストレートな「太論」を展開!
今年は初勝利が遠い小牧騎手ではありますが、人気以上の激走も多々で、一戦入魂の気迫が感じられる今日この頃。今回は、これまで騎乗した馬についての小牧騎手ならでは見解や、この時期必見の「冬毛問題」、さらに“1勝”になかなか手が届かない現在の心境まで、小牧騎手らしいストレートな「太論」を展開します!
(取材・文/不破由妃子)
──今回は、これまで小牧さんが騎乗経験のある馬についての質問から。まずは、ワンダーアビルマンですが、「現級勝ちがあるように、500万では力が上だと思っているのですが、ここ数戦は結果が出ていません。小牧騎手は12月16日に騎乗されていますが(阪神8R・ダ1800m・12着)、改めてそのときの敗因を教えてください。やはりケガの影響が残っていると思われますか?」という質問です。
小牧 ケガの影響がどの程度あるのかはわからんけど…。たしかに12月に乗ったときは伸びんかったなぁ。ジックリ乗ったんやけど、最後ひと脚も使ってくれへんかったから。
──春から秋にかけて、骨折で半年くらい休んでいたんですよね。
小牧 うん。やっぱりいきなりは難しいのかもしれないね。スポーツ選手だって、長いあいだケガで休んでいたら、本調子に戻るまで時間が掛かるでしょう。だから、この馬に限らず、休んだことが影響しているのであれば、勝ち負けの前にまずは入着せんことには。
──500万勝ちは小牧さんの手綱でしたものね。やっぱりその頃とは違いますか?
小牧 あの頃は確実に脚を使っていたし、なんせそのあと1000万でも掲示板に載った馬やからね(2017年5月21日・京都12R・4歳上1000万下5着)。本来は500万はもちろん、1000万でもやれる力があると思うんやけど。
──続いては・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。