2018年04月13日(金) 12:00
◆週末は雨模様ゆえ、そのあたりも鍵となりそう
桜花賞、良いレースですね。
そして先週のコラムでは、ラッキーライラックが1頭抜けた存在と書きましたが、抜けた強さを示したのはアーモンドアイでした…。
しかしながら2着に敗れたとは言え、ラッキーライラックもこの馬らしい競馬をしての結果。多くの人が納得の内容だったように感じます。
勝ったアーモンドアイですが、印象深かったのがレース後の様子。さほど息の乱れもないどころか、レース前よりも落ち着いた様子と表情に。
牝馬でこの状況、何だかエリザベス女王杯を2連覇したイギリスのスノーフェアリーを思いだすものでしたぁ。
今後の走り、楽しみですね。
さて今週は皐月賞となります。
週末は雨模様ゆえ、そのあたりも鍵となりそう。
栗東からですが、変わり身を感じたのはサンリヴァル。もともとトモの甘い馬ですが、全体的にパンとした様子。担当の犬山助手も、「前走時よりスガルクなっている。もともとカイバ食いがよく、輸送をしても追い切りをしても減らないタイプ。それだけにシッカリと作れるしね」と。
今回のメンバーを見ても前を見ながら好位で競馬が運べそうですし、中山2000mは条件としてはベストな気がし、アナドレナイタイプな気がします。
また未知の魅力を感じるのがキタノコマンドール。キャリア2戦で初コースに初輸送。課題も多く池江調教師も、「ほんとに良くなるのは先だし、ダービーで有力馬たちと肩を並べる形に持っていきたいと考えている。でも1戦目から2戦目での変わり身が大きく僕も正直ビックリしたほど。その成長力と勝負所の脚を見ると、楽しみもあるけどね」と、逆算した馬作りをされる池江調教師らしいコメント。
また1週前の追い切りや新馬前にも騎乗している水口騎手は、その成長力について、「先週乗って驚いた。凄く変わっていた。正直、新馬前は秋あたりだろうなぁ〜と思うほどだったのに」と。課題は多すぎではありますが、魅了されます。
一方のワグネリアンは強さを感じる一方で、陣営も口にする通り、牝馬のように繊細な面もあり、馬ナリ強め程度の追い切り後においても発汗やテンションが高く、その点が気になりました。よって当日のケハイが最も注目になる馬だと感じます。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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