2018年05月09日(水) 18:00 47
先週から東京競馬場での5週連続G1。そのスタートは芝1600mのNHKマイルC。個人的にはあまり的中した印象がないレースですが(笑)、やっぱり最初が肝心。なんとか的中を目指したいところですが、まず予想のアプローチの照準を定めるところから悩んでいます。これに関しては、ウマい馬券の入稿までに決めるとして、まずはそれぞれの追い切りについてしっかり下記で解説したいと思います。
netkeiba.comの予想オッズを見ると、上位を占めるのは美浦所属馬。特にタワーオブロンドンは少し抜けた人気になりそうですし、クイーンCを勝ったテトラドラクマも昨年の勝つ馬と同じ性別、牝馬ということで人気になりそう。この2頭では、やはりレース間隔が詰まっている前者を評価したくなってしまいます。
【ヴィクトリアM/リスグラシュー】
前走の追い切り本数は4本ですから、標準からは少なくなります。しかし、いつも少なくても好走するタイプで東京新聞杯はその典型。中11週でも4本ですから、本来なら本数不足と判断してもよいところ。それを牡馬相手に快勝するわけですから、本馬の場合は本数より中身。
2走前1着時の最終追い切りは坂路4F49.8秒。これが自己ベストを更新しており、動ける状態だからこそスピードが出たという判断でよかったのだと思います。前走時の最終追いは坂路4F51.3秒。決して遅い数字ではありませんが、本馬にとっては4F50秒がひとつのめやす。そういった意味ではここへのひと叩きだったと思えますし、今回は1週前追いで4F49.9秒。この数字を出したこと自体を評価すべきだと思います。
自己ベストに近い数字を出してきたリスグラシュー(5月8日撮影)
【ヴィクトリアM/ミスパンテール】
そりゃあ見映えよく見えるよなあと思ったら、・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ