2018年06月06日(水) 12:00 18
●カイザースクルーン(牡 美浦・相沢郁 父ルーラーシップ、母アイスフォーリス)
母アイスフォーリスはオークス(GI)3着など重賞で再三入着した。本馬はその初子。母方の3代目に並ぶサンデーサイレンスとクロフネは父ルーラーシップと相性が良く、リリーノーブル(18年オークス-GI・2着、17年阪神JF-GI・2着)、ダノンディスタンス(17年京都新聞杯-GII・3着)、ロサグラウカ(新馬-水仙賞を連勝)はこれらを併せ持つ。父ルーラーシップはスピードの持続力が持ち味で、母アイスフォーリスもどちらかといえばワンペース型だった。そのあたりの弱点が伝わることなく、血統に見られる底力あふれる血がモノをいうなら重賞でも楽しみだ。芝向きの中長距離タイプ。
●ドナアトラエンテ(牝 美浦・国枝栄 父ディープインパクト、母ドナブリーニ)・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG