2018年07月12日(木) 18:01 49
▲レース前の作戦会議をするRyan Balfour調教師と瑠星騎手
こんにちは。 坂井瑠星です。
今日は6月から所属しているRyan Balfour(ライアン バルフォー)調教師のことや近況について書きたいと思います。
Ryanは現在、南オーストラリアでリーディング3位につけているトレーナーで、まだ38歳という若さです。厩舎では45頭くらいを調教していて、牧場にいる馬を合わせると全部で100頭弱を管理しています。
Ryanの厩舎で働くことになったきっかけは、以前違う厩舎で仕事をしていた僕の競馬や普段の調教を見て興味を持ってくれたこと。その後、僕がメルボルンに戻るという話を誰かから聞き、「それならうちの厩舎の専属騎手になって働かないか?」というオファーをいただいたというわけです。
南オーストラリア地区のトップトレーナーなので存在は知っていましたが、所属になるまでは朝の挨拶くらいしかしていなかったので、正直かなり驚きました。
Ryanは今年の5月末、放馬した馬を捕まえたときに足を蹴られて骨折したそうですが、それでも毎朝松葉杖をついて出勤し、調教を見て競馬に行くという超がつくほどの真面目っぷりです(笑)。
▲坂井瑠星騎手を専属ジョッキーに抜擢したRyan Balfour調教師
・・・坂井瑠星
1997年5月31日、東京都生まれ。父・坂井英光は大井競馬所属の調教師、叔父も元騎手の坂井薫人という競馬一家。同期には荻野極、木幡巧也、藤田菜七子ら。2016年に栗東・矢作芳人厩舎でデビュー。2019年、ノーワンでフィリーズレビューを勝利し重賞初制覇。2020年には、ダノンファラオでジャパンダートダービーに勝利し交流GI初制覇を飾った。日本だけの騎乗でなくオーストラリア、ドバイなど多くの海外遠征にも挑戦している。