2018年08月31日(金) 18:00 15
◆妙味薄いシングルアップを買うなら工夫が必要
最初に小倉2歳Sの傾向を駈け足でまとめよう。オープン特別組は好走してきた馬に限ってチャンスがあるが、人気にもなるのであまりうまみはない。先週の新潟2歳Sは新馬組と未勝利組の成績差が小さいレースだが、小倉2歳Sは新馬組が優位。その新馬組も、芝1200m組以外は苦しい。新馬戦では2~3番手から抜け出して勝つ形がいちばん狙いやすく、それより後ろから差していた馬はここでそれを再現できない可能性もある。
シングルアップは新馬で控えて2戦目が距離短縮+逃げという珍しい形。レース条件も大きく異なる・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。