2018年11月07日(水) 18:00 61
▲今回は先週の落馬の瞬間とサイモンラムセスの進化について語ってくれました
先週土曜日の貴船S(トウケイワラウカド)では、ゲートで落馬し、ファンをヒヤッとさせた小牧騎手。『太論』にも心配する声がたくさん届きましたが、翌日予定通りに騎乗していたように無傷で済んだようです。今週はその落馬の瞬間を振り返るとともに、最近のサイモンラムセスの“進化”について語ってくれました。(取材・文:不破由妃子)
──小牧さん、ご無事でホッとしました。
小牧 なんのこと?
──トウケイワラウカド(11月3日・京都10R・貴船S)での落馬ですよ!
小牧 ああ、大丈夫。何ともないねん。足から落ちて、結果的に飛び降りたみたいな形になったからね。それより、「うわ~、こんなんで落ちてしもうた…」と思って、恥ずかしかってん。そのときはどうして落ちてしまったのかわからんかったんやけど、パトロールを見たら、右肩をけっこう打ってたね。
──はい、思い切り激突してます。だから心配だったんです。どういう状況だったんですか?
小牧 右斜め上に向かってゲートを出てしまって。斜めに伸び上がるような感じでね。そこで僕の右肩と頭がゲートに当たって、バランスが崩れたんやね。もともとゲートがあまりよくない馬やけど、最近はそうでもなかったんやけどね。まぁいろいろありますわ。あとで見たら、ヘルメットの右側がへこんでた。
──相当強く打ったということですよね。でも、パトロールを見たら、すぐに起き上がって歩いていたので、ああ、大丈夫だなとは思ったんですけど。
小牧 うん。その瞬間も全然痛くなかったし、そのあともどこも痛くないねん。だから・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。