2018年11月21日(水) 18:00 43
ミッキーロケット、マカヒキが回避したJC。頭数が減った分、少し寂しさも感じますが、2頭はどちらも有馬記念に向けて調整を行っています。ビッグレースが続くこの時期ですから、頭数が少なくなるのは仕方ないところかも知れません。
ちなみにミッキーロケットは先週水曜日の追い切り後に筋肉痛が判明。その後は運動をしながら様子を見ていましたが「有馬記念を使うための英断」と音無秀孝調教師。「使えなくはないけど、ここで無理をすることもないので。今週いっぱいは運動とプールというメニューで調整して、週末あたりからは坂路に入れていきます」ということでした。
先週水曜日の追い切り後に筋肉痛が判明したミッキーロケット(11月20日撮影)
アーモンドアイが中心になるJCですが、これに対して古馬牡馬がどんな競馬をしてくれるか。その構図をしっかり見極めることができれば、馬券はそんなに難しくないはずですが、今秋のG1で結果を出していない男がそんな発言をできる立場にないですよね(笑)
【JC/スワーヴリチャード】
前走はスタートがすべて。基本的にはそれでよいと思いますが、調教内容から「あえて」敗因を探すなら、強め、速めの追い切りが仇になったと考えることもできます。思えば、今年の初戦、金鯱賞ではかなり遅い時計での追い切りでしたが、それで結果を出し、大阪杯でも同じ内容で初G1を制覇しました。
しかし安田記念でかなり速い時計の追い切りを行い、その流れが続いた前走。それを思えば、今回はかなり時計をセーブした追い切り。2週続けてCWでの追い切りでしたが、先行したダイシンカローリの後ろでじっと我慢させる内容。先週よりも今週の方が脚がたまっていましたし、ゴール50m手前での反応の良さが素晴らしかったと思います。我慢して弾ける、これが嵌るかどうかではないでしょうか。
「我慢して弾ける」これが嵌るかどうかのスワーヴリチャード(写真奥)
【JC/サトノダイヤモンド】
先週はJ.モレイラ騎手が跨っての1週前追い切り。動き自体は・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ