2018年11月23日(金) 18:00 37
アーモンドアイが一気に古牡馬を撃破するかどうかが注目のジャパンカップ。ここ10年の牝馬成績が良いレースだし、牡馬勢に完璧な成績で来ている馬がいるわけでもないので、あっさり勝ってしまっても不思議はないように見える。特にスローからの上がり勝負になった場合はこの馬の強みが生きそう。
逆に、消耗戦で距離の額面以上のスタミナを要求された場合には隙が生じるかもしれない。オークスのときは前半を積極的に進めたぶん最後がぎりぎりになっていた。あれが手前の問題でなくスタミナの問題だとしたら、2400mはイメージ以上にぎりぎりのところかもしれない。
2番人気はスワーヴリチャードだろうか。天皇賞秋での負けは・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。