2019年02月05日(火) 18:00
▲横浜で開催されたホースメッセをレポート(撮影:Y.Tさん)
今年で第3回目となるホースメッセが、1月17日から21日の5日間、第1会場の横浜赤レンガ倉庫及び第2会場のワールドポーターズで開催された。馬関連の情報収集、特別講習会、馬用品の販売等、馬に関する「モノ」や「コト」を集めたイベントなのだが、今年はJRAが特別後援となったことで、第3会場となった赤レンガパーク内特設会場に横浜市中区根岸にある馬の博物館のポニーセンターから馬が来場し、3年目にして初めて実馬がホースメッセに登場。体験乗馬(引き馬)や実馬を使用したデモンストレーション講座などが好評を博していた。
19日(土)に行われたチャリティーオークションには、ホースメッセに出店した企業や参加した講師を中心に22点が出品され、社台スタリオンステーションからは昨年の有馬記念で優勝したブラストワンピースの父ハービンジャーの無口が提供され、6万100円で落札された。(売上金は、公益財団法人馬事文化財団を通じ、日本固有の種の在来馬を保護する団体へ寄付)
▲今年のホースメッセの看板(撮影:ローゼンカバリーさん)
第2会場では、スペシャルゲストの作家・椎名誠氏のトークショーをはじめ、馬にまつわる「人」「馬」「競技」「生活」「療」の各方面のエキスパートによる講習会もあり、馬好きにはたまらない5日間となったようだ。
開催4日目の20日(日)には、第1会場のマルチスペースにおいて、認定NPO法人引退馬協会による「馬のラストステージを考える 〜あなたの馬は引退したらどこへ行くのでしょう〜」と題したトークショーが行われた。昨年東京競馬場で行われた「馬たちのセカンドライフ」というイベントにおいても引退馬協会代表の沼田恭子さんと私が同じタイトルで話をさせてもらったのだが、今回は北海道の標茶町で始まった道東ホースタウンプロジェクトの総合プランナー・岡本昌さんが加わり、前回よりもさらに濃い内容で馬たちの余生についての話をお届けできたように思う。また東京競馬場でのイベントに比べて、乗馬関係の来場者が多いということもあり、それも考慮した内容となった。・・・
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佐々木祥恵
北海道旭川市出身。少女マンガ「ロリィの青春」で乗馬に憧れ、テンポイント骨折のニュースを偶然目にして競馬の世界に引き込まれる。大学卒業後、流転の末に1998年優駿エッセイ賞で次席に入賞。これを機にライター業に転身。以来スポーツ紙、競馬雑誌、クラブ法人会報誌等で執筆。netkeiba.comでは、美浦トレセンニュース等を担当。念願叶って以前から関心があった引退馬の余生について、当コラムで連載中。
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