2019年02月26日(火) 12:00 52
今回は弥生賞における前走500万条件組について考えてみたい。今年の登録馬ではカントルとサトノラディウスが上位人気に食い込みそうな情勢だ。
前提として、前走オープン好走馬が少ないほうが前走条件戦組にとっては有利なはずなので、まずはそこを見てみよう。今年の弥生賞は前走オープンの1~3着馬が3頭登録。過去20年の最少は1頭、最多は6頭で、平均は3.9頭。やや少なめだが、極端に少ないわけでもない。
「例年よりやや有利」くらいの状況として、では例年の前走500万条件組はどのような成績なのか。
過去20年[2-3-2-65]、回収率が・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。