2019年05月06日(月) 18:01 30
みなさんこんにちは!
ついに新しい年号に変わりましたね。令和第1回宮崎北斗コラム! 前回始まったばかりですが…(笑)。
今回は「肩こり」についてお話ししようと思います。
前回のコラムでは、脳と神経には3つの役割があることをお話ししました。
インプット・解釈・アウトプット
今回の動画では、足りない「インプット」を補うことで、肩の緊張や痛みを楽にしていきます。肘をくるくる回したり、いったい何をやってるんだ!って感じですが…終わってみるとあら不思議。肩の力が抜けている!! そんな反響が多かった動画です。
netkeibaユーザーの皆さんには、もっと効果を出してもらう為にいくつかのポイントをお伝えします。
普段の生活では、肘ってほとんど曲げ伸ばしの動作しかしませんよね? だから捻って曲げる動作はすごく脳へのインパクトが大きいんです!
「自分の体はどうなっちゃってるの~?」そんな感覚が正解です。
手を自分の前や横、後ろに置いたり、手の向きを変えて行うことで、動く場所が微妙に変わってきます。
ところで、肩こりを治す方法はわかったけど、こういう事ってジョッキーに必要ある? って思われた方。
…もちろんです!
僕は、ちょっと気難しい馬や、癖のある馬で良い結果を出すね! って言ってもらえる事が多いのですが、実はこういう事も関係してると思います。
なぜなら、こういったトレーニングは動きのボキャブラリーを増やす意味合いがあるからなんです。
例えば、会話が上手な人。表現力が豊かで、同じ事でもいろんな方法で伝えることが出来ますよね? 僕たちジョッキーは口ではなく体を使って馬と会話してます。なので、ひとつひとつの関節を細かく使える事ってすごく大事なんです。
ついでに肩こりや不調まで良くなるまさに一石二鳥(笑)!
体のボキャブラリーを増やして、馬と会話する達人になりたいですね~(笑)。
宮崎北斗
1989年3月12日、埼玉県生まれ。2007年にデビュー。2008年、セラフィックロンプで愛知杯を制覇し、重賞初挑戦にして重賞初勝利。脳神経学がベースのコンディショニング・トレーニング「Z-HEALTH」の資格を持ち、現役騎手ながらトレーナーとしても活動している。