(C)netkeiba.com、撮影：下野雄規

　まだ馬券の好調が続いています。

『安田記念』は、昨年の悔しさを晴らすかのような▲○◎本線決着。この話はあとでするとして、その2つ前の東京9R『ホンコンJCT』(『WIN5』対象1レース目)のほうも快心といえる◎△▲的中でした。

　11頭立ての10番人気(途中までは最低人気)馬アンネリースに◎本命を打って、それがズバリ1着に。予想コメントにも書きましたが、思っていた以上に◎が人気薄になっていたので配当も跳ねました(驚)。あらためてタイム指数の凄さを感じた瞬間です。

『安田記念』含め、これらをうまく捕まえられた理由は、馬場とコース状態による有利不利を正確に判断できたことかもしれません。東京芝コースの状態が変わらないうちに、的中をもっと増やしておきたいと思っています。

　そして今週払い戻し700万円台だった『WIN5』。この結果についても触れておかないわけにはいかないでしょう。

【検証ナンバー188】
サンプルレース名/2019年06月02日(日)東京11R・安田記念(GI)芝1600m

【レース前状況】
　ドバイ帰りの最強牝馬アーモンドアイ(ルメール)が出走。単勝オッズは1倍台の1番人気。鞍上も騎乗停止明け初戦GIを飾りたいところだろう。2番人気はダノンプレミアム(川田)。この馬もマイル戦は3戦負けなし。適性ではこちらのほうが上という声も。しかし2頭ともやや不利とされる外枠がどうか。3番人気は昨年2着のアエロリット(戸崎圭)。前走の『ヴィクトリアM』は5着でも時計は速かった。今回も逃げてどこまで。4番人気はインディチャンプ(福永)。やはりマイルでは強さを発揮する馬。東京コースも合いそうで一発あるか。人気は以下、ステルヴィオ(レーン)、サングレーザー(岩田康)、モズアスコット(坂井)と続いていた。

【レース結果】
1着インディチャンプ　　　牡4(4番人気)福永
2着アエロリット　　　　　牝5(3番人気)戸崎圭
3着アーモンドアイ　　　　牝4(1番人気)ルメール

【払い戻し】
単勝　1920円
枠連　4010円
馬連　5670円
馬単　1万3680円
3連複　3690円
3連単　4万3720円

高速馬場なら「平均値上位＆同距離コース110台後半」は強い！

『安田記念』は「平均値だけに頼っていては獲り逃す」ことは重々承知。

　それでも平均値上位に「軸候補はいる」というスタンスを持ったまま入った今年の予想。昨年だって上位3頭にはキッチリ印は打てていたのだから。

　今年の平均値トップはアーモンドアイ。3歳時はなかなか平均値で上位にこなかった馬だが、『JC』の127が一気に押し上げた。コメントにも書いたように「唯一心配だったのは同距離の数字が低いこと」だけ。しかし軸はコレだと確信する。

　相変わらず東京芝コースは先行馬の止まらない馬場。さらに内側は有利。タイムも速い。7枠、前に行かないタイプ。それでもアーモンドアイに◎を打つ。そして、平均値2位アエロリットに○対抗、平均値3位インディチャンプに▲を打つ。激しくシンプル。

　結果、○▲2頭は思った通りのレースをしてくれた。先行して内側が伸びる馬場でそのまま。そして◎アーモンドアイ。スタートからの不利。鞍上ルメールも計画通りの騎乗はできなかっただろうが、ゴール前あと30mもあれば上位2頭を逆転していたと思える豪脚は流石というしかない。

　と同時に「平均値上位で同距離コースも110台持つ馬」○▲は、高速馬場になるほどポテンシャルを発揮するのだなと再認識できた。

　来年もCコースが時計の出る馬場ならば、この攻略法は活きるだろう。

それでも『WIN5』はなかなか当たらない…

　もうひとつ振り返るのは東京9R『ホンコンJCT』。

　ここでもヒントは高速馬場と内枠有利ということ。前走同距離コースでは101でトップだったのは人気薄アンネリース。これが先行できれば残り目ありと予測。それがそのまま結果に結びついたのにはけっこう興奮した(滅多にないことですが…)。

　で『WIN5』。

　実は私、ここは1点マークで通過した。

　そして2・3・4レース目はすべて1番人気馬が勝ち。メイン『安田記念』も▲馬が1着。これで配当770万円はかなり妙味ありだ。

　ところが…。私、2レース目の1番人気クイックファイアが無印抜け(呆然)。当然マークしていない。印としては「◎抜◎◎▲」決着だった。はい。惜しくてもハズレはハズレ。競馬はいつも厳しい。

【今週の教訓】
●芝高速の場合は「平均値＆同距離コース高数値」が好走する！
●今開催、馬場状態で先行＆内枠有利の場合はシンプルにそこを狙え！