2019年06月24日(月) 12:00
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毎年毎年、ずっと荒れていました。
しかもタイム指数(特に平均値)が機能しないはずだった『宝塚記念』。それが今年は一転して…、ねえ。すべては私の◎本命打ちが間違っていただけなんですけど。まあこれだけ相性が悪いと「なんで?」と突っ込みたくなるくらいです。
でもそういえば、ルメール騎手も『宝塚記念』とは相性悪いですよね。
【検証ナンバー191】 サンプルレース名/2019年06月23日(日)阪神11R・宝塚記念(G1)芝2200m
【レース前状況】 関西の「梅雨入りはまだ」という週末。しかし土曜日から雨は降ったりやんだり。で、結局良馬場開催に。1番人気は最終的にキセキ(川田)に。最内を引いて得意の逃げパターンに持ち込めば久々のG1にも手が届くか。2番人気はレイデオロ(ルメール)。ドバイでは凡走も昨年秋の強い姿に戻れるかが焦点。3番人気はリスグラシュー(レーン)。唯一の牝馬鞍上は今週絶好調のレーン騎手で期待感あり。人気は以下、エタリオウ(横山典)、アルアイン(北村友)、スワーヴリチャード(デムーロ)と続いていた。
【レース結果】 1着リスグラシュー 牝5(3番人気)レーン 2着キセキ 牡5(1番人気)川田 3着スワーヴリチャード 牡5(6番人気)Mデムーロ
【払い戻し】 単勝 540円 枠連 620円 馬連 970円 馬単 2210円 3連複 2720円 3連単 1万4560円
12頭立てで、結果としては「3⇒1⇒6番人気」決着。
これはまあ「堅い」といっていいほうだろう。
平均値では110を超えるのが4頭いた。順位通り書くと「スワーヴリチャード⇒レイデオロ⇒キセキ⇒リスグラシュー」。自分の打った印としては「△◎○△」。このうち◎レイデオロ以外の3頭で決まるという最悪の決着である。
「宝塚記念は荒れる。タイム指数は機能しない。平均値でも中位や下位を積極的に入れていかなければ!」
そんなことが頭の中を駆け巡っているから冷静な判断ができなくなっているのだ。
ただ言い訳もしたい。
基本的に海外GIはタイム指数の圏外。ブランクとして表示される。今回はスワーヴ、レイデオロ、リスグラシューは近走で加算されないレースがあった。予想する私としては基本「海外のレースはなかったもの」として考えるしかない。
しかし『シーマC』での数字、『QエリザベスII世C』などの数字が出ていれば、判断は微妙に変わってくるのも事実。自分としては「レイデオロの前走凡走はチャラ」にしてしまったのが間違いだったと反省している。
まあ今回、ハズレたとはいえ、平均値が機能してくれたのは事実。
それが12頭立てという少頭数だったからなのか、それともたまたま穴馬の出番がなかっただけなのかはわからない。しかしやはり阪神2200mというのは特殊なコースのひとつで、オープン以上のレース開催が少ない(古馬オープン以上のレースは宝塚記念しかない!)ために、各馬の適性が読みづらいというところにも荒れる要因があるのは間違いないところだ。
5着まですべて5歳勢だった今年。来年もそのなかから何頭か出走することになるだろう。が、それぞれ同距離コース値は割と良い数字が刻まれていることになるはずだ。
それは間違いなく比較基準になる。問題はまだこのコースを使っていないなかにどれだけ「可能性を持つ馬」を見つけられるかだ。
それがコース値なのか、距離値なのか、それ以外の要素なのかはわからない。しかし来年は「今年の同距離コース値」が基準になると確信している。
【今週の教訓】 ●今年の同距離コース値が基準になる! ●それに近い数値を出せる可能性を持つ馬が穴馬になる!
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大石川大二郎
No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!
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