やはり頼りになる斤量増組

2019年07月02日(火) 12:00

過去10年の七夕賞は複勝率40.9%

 ハンデ戦は敢えてハンデの重い馬、前走から斤量が増える馬を買えというのは、私がハンデ重賞の展望を書くたびに強調してきた内容だ。

 七夕賞の過去10年も斤量増組は[4-4-1-13]で複勝率40.9%。斤量据え置き組の16.7%、斤量減組の16.9%組よりも明らかに高い。「今回の単勝オッズ30倍未満」「前走オープンひとケタ着順」など、箸にも棒にもかからない馬を排除したグループに限定して調べても同様の結論になる。・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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